研究概要 |
1).本研究では,大地震時の地震断層破壊は地表浅部から地下25~35キロより深い地殻深部まで及んでいることが初めて明らかにされた.また,高速摩擦実験行い,断層摩擦熱による蛇紋岩の大量脱水とそれによる地震断層強度が著しく低下したことを実証した. 2).2008年5月12日に発生したMs8.1の四川大地震(〓川地震)に伴い地表に現れた地表地震断層の現地調査を行った.その結果,〓川地震に伴って総延長285キロメートル以上,最大垂直変位量6.5メートルの地表地震断層が既存の龍門山逆断層帯沿いに現れたことが明らかになった. 3).地震断層に関連した地震物質学的な研究も行った.
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