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2009 年度 実績報告書

早産予防を視野に入れた妊婦の口腔ケアの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18390596
研究機関日本赤十字豊田看護大学

研究代表者

野口 眞弓  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (40241202)

研究分担者 菅井 基行  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究所, 教授 (10201568)
キーワード看護学 / 細菌 / 口腔ケア / 妊婦 / 歯周病 / ストレス
研究概要

本研究の目的は、妊娠期の口腔細菌数および歯周病菌の検出の変化とそれに影響する要因を把握し、さらに、細菌数および歯周病原菌の検出に対する口腔清掃指導などの介入の効果を分析することである。今年度は、介入群のデータ収集を行い、78名の妊婦の協力を得た。これを、昨年度までにデータ収集を終えた非介入群132名との比較を行った。
調査方法は、介入群、非介入群ともに、妊娠初期(8~15週)、中期(20~24週)、末期(32~36週)の3時点で、約1mlの唾液の採取、ペーパーポイントによる歯肉溝内の細菌の採取、アンケート調査を行った。さらに、介入群では、妊娠初期および中期のデータ収集1か月後に歯垢染色を行った。
介入群には、妊娠初期に「お口の健康」というDVDを視聴させ、その後、歯科衛生士から「つまようじ法」での口腔清掃指導を行った。妊娠初期および妊娠中期のデータ収集1か月後にThe Simplified Oral Hygiene Index(OHI-S)を用いて口腔清掃状況を評価した。また、データ収集および口腔清掃状況評価時には歯科衛生士が口腔清掃指導を追加した。
介入の効果は、細菌数については認めらなかったが、唾液資料およびペーパーポイント採取資料でPCR法により同定された歯周病菌種数については明瞭に認められており、今回開発した妊娠期の口腔のセルフケアの有効性が示された。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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