研究課題
基盤研究(B)
妊婦の口腔内環境の調査に基づいて口腔セルフケアの方法を開発し、効果を評価した。妊婦132名、非妊婦36名の調査では、妊娠により歯周病菌検出数は変化しなかったが口腔細菌叢の変化や口腔衛生状態の悪化がみられた。この結果に基づいて開発した口腔セルフケア教育プログラムは、歯磨剤を用いた爪楊枝法の指導と歯垢染色および歯周病の知識による動機付けを含み、これを妊婦78名で試用した結果、歯周病菌が減少することが示された。