平成19年度は5月25日から6月9日までアメリカはアンナバー、リボリア、サギナウ、メドフォードを、カナダはエドモントン、ジャスパー、バンプを中心に生態調査を行った。しかしながら温暖化のためであろうか開花期が例年と著しくずれ、アメリカは2週間前後早く開花し、カナダは10日前後遅れて開花した。可能な限り調査を行ったが、アメリカ、カナダとも十分な調査を行うことが出来なかった。 DNA解析のため収集したサンプルはC.Candidum、C.Sprrow、Calfolnicam、C.Yellow小、とCandidum雑種等20サンプルを採取し生態記録を行った。新しい種は下記の2種である。(メドフォードのCalfolunicamとカナダのMontanum)。 スエーデンの調査は北米の調査時と開花期であったため行うことができなかった、中国産の4種についてサンプルを収集した。 DNA解析は横浜国立大学中村達夫が解析を行っている。 19年度は北半球のアツモリソウの開花6月上旬に集中したため、アラスカ、カナダ北東部の調査も行うことが出来なかった。 20年度は6月初旬から20日間調査する。 本研究はアツモリソウの開花期が5〜6月に集中するため、北欧、西欧の調査は21年度にずれ込むであろう。 尚、北米は水上広志氏Ph.D.(ウエイン大学名誉教授)、カナダは平塚保之氏Ph.D.(カナダ森林協会)と各地の米国人6人の協力を得た。
|