研究課題/領域番号 |
18500012
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
伊藤 大雄 京都大学, 情報学研究科, 准教授 (50283487)
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研究分担者 |
岩間 一雄 京都大学, 情報学研究科, 教授 (50131272)
福田 宏 静岡県立大学, 経営情報学部, 准教授 (70238484)
中村 義作 静岡県立大学, 名誉教授 (20109200)
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キーワード | グラフ / インターネット / 列挙アルゴリズム / クリーク / 孤立 / 連結度 / 多項式時間算法 / ゴスパー曲線 |
研究概要 |
1.孤立部分グラフ列挙について 孤立の概念を導入して部分集合を効率的に列挙する問題に取り組んでいる。2007年度も引続き、ウェブ検索上重要な2部クリークへの応用を試みた。その結果、二つの部の大きさの比αが重要なパラメータとなることを見つけた。すなわちαが定数ならば孤立2部クリークを線形時間で全て列挙でき、αが0(logn)ならば多項式時間で可能であることが分かった。さらにαがω(logn)の場合は孤立2部クリークが指数個存在し得る(すなわち原理的に多項式時間総列挙は不可能)であることがわかった。 2.家系図列挙について 個体間の遺伝的距離を入力として、可能な家系図を総列挙する問題について、これまでに得られた結果をまとめて論文化、投稿し、採録された。 3.ゴスパー曲線の総列挙について ゴスパー曲線の無限系列を求める方法について、必要十分条件を解明中である。
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