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2008 年度 実績報告書

現代日本演劇史における西洋演劇の位置:現代演劇の成立過程の再検討

研究課題

研究課題/領域番号 18520078
研究機関筑波大学

研究代表者

IAN Carruthers  筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (70400603)

研究分担者 南 隆太  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (60247575)
キーワード日本演劇 / シェイクスピア / 比較演劇 / アジア演劇 / 演劇史 / 上演研究
研究概要

本研究の目的は、日本演劇における西洋演劇の受容過程を明治から現代まで見渡すことを通して、日本現代演劇史を再考することである。申請者(イアン・カラザース)と研究分担者(南隆太)は、西洋演劇(中でもシェイクスピア)が明治から今日にいたる演劇史においてさまざまな様態で上演されてきたことを、それぞれの時代の一次資料のみならず、今現在西洋演劇の舞台上演に取り組む演劇人の知見を取り入れながら考察しようとしてきた。本研究の最終年度である本年は、研究のまとめとして、(1)研究成果の出版(2)国際学会での成果の発表(3)日本の実業を相対化し、比較検討するために、西洋演劇の創作活動を行う東アジアの演劇人との意見交換を中心に進めることになった。(1)3年間の研究機関に形成した国際的な日本演劇研究者とのネットワークを基に綿密な意見交換を行い、本研究の成果をイギリス・ケンブリッジ大学出版局よりA History of Japanese Theatreとして出版するため、平成20年12月に研究成果を出版企画案(英文A4判31枚、約12000語)として作成し、21年2月には正式な出版許可を得るにいたった。これまでのまとめとして今後1年をかけて成果発表に向けてまとめの作業を行う。
(2)本年9月には中国・寧波にあるノッティンガム大学、および台湾国立大学において発表を行った。(3)平成21年2月には、世界劇場会議名古屋の国際フォーラムとして、中国と韓国において西洋演劇上演に取り組む俳優と演出家を招き、日本の演劇人との意見交換のための公開シンポジウムを開催した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 地域(ローカル)の演劇が国際的(グローバル)な演劇になるとき。伝統的演劇×シェイクスピア×現代的意識=国際性?2009

    • 著者名/発表者名
      南隆太;呉泰錫(韓国);田蔓渉(中国);栗田芳宏(日本)
    • 雑誌名

      世界劇場会議名古屋09論文報告集

      ページ: 78-109

  • [学会発表] 地域(ローカル)の演劇が国際的(グローバル)な演劇になるとき。伝統的演劇×シェイクスピア×現代的意識=国際性?2009

    • 著者名/発表者名
      南隆太;呉泰錫(韓国);田蔓渉(一中国);栗田芳宏(日本)
    • 学会等名
      世界劇場会議名古屋
    • 発表場所
      愛知芸術文化センターアートスペースA
    • 年月日
      2009-02-06
  • [学会発表] Replacing Shakespeare on the Jananese Stage2008

    • 著者名/発表者名
      南隆太
    • 学会等名
      ShakeScene Inauguration Venture
    • 発表場所
      国立台湾大学
    • 年月日
      2008-09-25
  • [学会発表] WORKSHOP: 'Understanding Asian Shakespeares' 'How to read Jananese Shakespeare on stage'2008

    • 著者名/発表者名
      南隆太
    • 学会等名
      Renderings: Shakespeare across the Continents
    • 発表場所
      Nottingham University, in Ningbo. China
    • 年月日
      2008-09-10

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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