研究課題/領域番号 |
18530105
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
富沢 克 同志社大学, 法学部, 教授 (60121597)
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研究分担者 |
出原 政雄 同志社大学, 法学部, 教授 (30367966)
植村 和秀 京都産業大学, 法学部, 教授 (10247778)
城 達也 大阪経済大学, 人間科学部, 教授 (70271608)
施 光恒 九州大学, 比較社会文化研究院, 准教授 (70372753)
竹島 博之 福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (90346734)
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キーワード | ナショナリティ / ナショナリズム / ナショナル・アイデンティティ / グローバル化 / 移民 / 規範理論 / 国際比較 |
研究概要 |
平成19年度は以下のように5回の研究会を開催した。 (1)5月19日(土)報告者(1):富沢克(同志社大学)テーマ:ナショナリズムの考え方について、報告者(2):出原政雄(同志社大学)テーマ:近代日本のナショナリティ論 (2)7月28日(土)報告者(1):植村和秀(京都産業大学)テーマ:西田幾多郎とマイネッケ-ナショナルなものと絶対的なもの、報告者(2):馬原潤二(同志社大学嘱託講師)テーマ:「国民」意識の政治思想-ドイツの事例を素材にして (3)10月13日(土)報告者:川田稔(名古屋大学)テーマ:柳田国男とナショナリティ-リベラル・ナショナリズムの問題を念頭に (4)12月15日(土)報告者出原政雄(同志社大学)テーマ:明治期における「愛国心」概念の形成と展開 (5)2月13日(水)報告者:萩原稔(同志社大学嘱託講師)テーマ:近代中国におけるデモクラシーとナショナリズム-辛亥革命期を中心に 以上の研究会を通して、日本、アジア、ヨーロッパにおけるナショナリズムのさまざまな現れ方に関して議論を深めることができた。 交付申請書に記載したように、本研究の目的は、グローバル化する現代世界において既存の国民国家システムが大きく変容しつつあるという認識にもとづいて、ナショナリディ、ナショナリズム、ナショナル。アイデンティティの現在を確認するとともに、それらとリベラル・デモクラシーとの関係を問い直し、新たな世界秩序の方向性を探ろうとすることにある。 こうした目的を達成するための全体的な方向性は、平成19年度の研究活動を通してほぼ明確になったと考えている。
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