3年間の研究期間において病院のマネジメントに関する研究を実施してきた。平成18年と21年には全国の150床以上の病床を抱える病院に対して郵送によるアンケート調査を実施した。また、郵送調査後に13病院に対して訪問調査を実施した。その結果次のことが明らかになった。電子カルテの導入は病院の自己資金によって導入するほどの強い必要性を感じていないこと。BSCの導入病院は確かに増加しているが、「成功している」と自己評価している病院は過少であること。米国では原価計算の導入・展開はメディケアへのDRG導入(1983年)と期を一にしているが、我が国ではそのような傾向は見られないこと。
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