研究課題
基盤研究(C)
肯定的なイメージ想起の方法として、感覚・知覚レベル想起と概念レベル想起を比較した結果、感覚・知覚レベル介入が概念レベル介入を上回り、抑うつ群の方が非抑うつ群より大きかった。抑うつ的な大学生で、肯定的な記憶・イメージが否定的な感情を緩和する効果は認知的再構成と同様に見られたが、それに眼球運動を付加することの効果は明らかではなかった。健康な大学生で肯定的な記憶、否定的な記憶へ眼球運動を付加すると心拍数は減少するが、感情の改善との関連は否定的な記憶への付加でのみ見られた。
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児童心理臨時増刊 855
ページ: 74-81