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2007 年度 実績報告書

アメリカにおける女性大学教員のキャリア形成に関する歴史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18530630
研究機関創価大学

研究代表者

坂本 辰朗  創価大学, 教育学部, 教授 (60153912)

キーワード大学史 / ジェンダー / 女性大学教員 / アメリカ女性大学人協会 / 基準認定 / 比較・国際教育 / 教授職
研究概要

(1)1920年代中葉の全米レベルの女性大学教員がおかれた状況を、当時おこなわれた二つの全国調査(ノースカロライナ女性大学に置かれていた研究所がおこなったハッチンソンの調査およびアメリカ女性大学人協会(American Association of University Women,AAUW.)がおこなった女性大学教員の地位に関する調査)とこれらを補足する数種の調査を合わせることによって、(1)Ph.D.学位取得理由およびPh.D.取得後に就いた職種、(2)婚姻状況と就職状況、(3)大学での雇用状況、(4)女性Ph.D.学位取得者たちが直面した諸課題の四点について、本研究プロジェクトの4つの研究課題(Research Questions)のうち、課題「大学への就職にあたって、女性を排除しようとする政策にはどのようなものがあったのか」という観点から明らかにした。
(2)本研究プロジェクトの研究課題の一つ「女性大学教員は、全米レベルでの大学教員のプロフェッショナル化をどのように評価しどのような対応をしていったのか」を解明するために、女性大学教員たちの連合組織であるAAUWが1920年代に行った、会員校の加盟審査(基準認定=アクレディテーション)の過程で、当時、協会が加盟審査の際の条件として掲げていた「女性教員への配慮(給与等の性差別の撤廃や女性学生部長職の有無など、四項目)」が、実際にどのように審査されていったのかを、加盟を申請した個々の事例(たとえば、ニューヨーク大学、ニューハンプシャー大学、コルビー・カレッジなど)について、同協会のアーカイブズ文書を分析することによって明らかにした。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 戦間期のアメリカ合衆国における女性大学教員-1920年代における状況2008

    • 著者名/発表者名
      坂本辰朗
    • 雑誌名

      広島大学高等教育研究開発センター編『大学論集』 39

      ページ: 85-103

    • 査読あり
  • [学会発表] Gender and Higher Education in the Late Nineteenth Century: A Case Study of Coeducation at Boston University.2008

    • 著者名/発表者名
      Sakamoto, Tatsuro
    • 学会等名
      2008 Annual Meeting of the American Education-al Research Association
    • 発表場所
      AERA, New York, NY
    • 年月日
      2008-03-23
  • [学会発表] アメリカ合衆国における女性大学教員職の形成・拡大過程-1920年前後の状況-2007

    • 著者名/発表者名
      坂本辰朗
    • 学会等名
      教育史学会
    • 発表場所
      四国学院大学
    • 年月日
      2007-09-23

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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