近年における量子群論の成功を踏まえ、群論のみならず、数論・代数幾何・環論にわたる代数学全体の量子化へ向けた試みを研究する。具体的には (1) coringやホップ代数を用いたガロア理論の量子化としてのホップ・ガロア理論 (2) 研究代表者の開発した超代数理論の量子化 (3) 量子群を用いた森田竹内理論 (4) ホップ代数のmatched pair, 双接合積、組紐ホップ代数、特にNichols代数についての未解決の問題 (5) Picard-Vessiot理論のホップ代数及び量子群を用いた一般化 等を研究する。
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