研究概要 |
不確かなパラメータに非線形に依存するロバスト最適化問題について, 非線形構造を考慮して保守的でない解を得る方法を研究し, さらにその制御への応用を行なった. 具体的には, ロバスト最適化法の理論の研究として, 解法の誤差評価と適応的精度向上の研究を行ない, 合わせて解法が厳密になることの検証法を与えた. またロバスト最適化法の実用性向上の研究として, 疎構造の利用による計算量の抑制や, 未知関数を含むロバスト最適化問題のための解法の一般化を行なった. さらにロバスト最適化法の制御応用の研究として, 制約を持つ非線形系の切替え型制御への応用を行なった.
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