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2007 年度 実績報告書

矯正用非磁性体金属の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18659556
研究機関徳島大学

研究代表者

誉田 栄一  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (30192321)

研究分担者 吉田 みどり  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教務員 (30243728)
前田 直樹  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (10219272)
キーワード金銀パラジウム合金 / 磁化率 / MR撮影 / 金属アーティファクト
研究概要

前回の実験では、金の量を調節して磁化率を0にする方向で実験を行った。前回の結果から、金の添加量が5%〜10%前後のものが最も磁化率が0に近づくことが判明したので、このことを踏まえて、できあがった合金の均一性に着目した。基準となる金銀パラジウム合金に金を5%質量比きざみで添加を行ったそれぞれのサンプルを作製し、合金製作における過程の再現性に関しての研究を行った。すなわち、金の添加量を0%、5%、10%とした複数のサンプル作製を行い、すべてのサンプルにおいて、同様な結果が得られるか否かを調べた。項目としては、MRの撮像を行い金属アーティファクトの出現状態の評価、サンプルを切断し顕微鏡下において、合金の均一性の評価を行った。MR画像の結果からは金の添加量に応じた金属アーティファクトが出現し、同じ添加量であるならば、金属アーティファクトの程度はまったく同様であることが示された。また、切断面の顕微鏡下での評価も、この結果を裏付けるように、まったく均一に混合されていることが判明した。以上の結果から、金銀パラジウム合金に添加する金の量は微量であったとしても、できあがった合金は均一性が保証されていると考えられた。この結果を踏まえ、金の添加量を1%ずつに変化させたサンプル作製を行い、最も金属アーティファクトの少ない、磁化率0の添加量を決定するとともに、決定されたサンプルの機械的性質を評価し、臨床的の有用性の検討を行う。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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