研究課題
若手研究(B)
双曲型および分散型の非線型偏微分方程式に対する零条件を確立し,種々の非線型波動現象の背後に潜む数学的構造を抽出することを目標として研究を行った.1年目は微分型の非線型シュレディンガー方程式について考察し,方程式にゲージ不変性がある場合には満足できる結果が得られた.2年目は非線型シュレディンガー方程式における非線型消散構造の特徴づけに成功した.3年目は質量共鳴下での非線型クライン・ゴルドン方程式系においてエネルギーの増大が起こらないための非線型項の形状に関するひとつの十分条件を得た.
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