非可換CP2と2次元非可換球面の両方を古典解に持つような8次元の行列模型において、時空とゲージ群の力学的生成と安定性を数値計算による非摂動論的アプローチと1-loopの摂動計算による解析的アプローチの両面から調べ、この行列模型の非摂動ダイナミクスを明らかにした。また、行列模型におけるカイラルフェルミオンの定式化を念頭に、格子ゲージ理論において4+2次元で定式化されているvortex fermionの考察を行った。そして、ゼロモード解は余分の2次元空間には依存せずvortex核の所に一つしか存在しないという結果を得た。
|