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2008 年度 研究成果報告書

疎水性アルキル基によるメッセンジャーRNAの高精度識別に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18750160
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生体関連化学
研究機関福岡県工業技術センター

研究代表者

木村 太郎  福岡県工業技術センター, 生物食品研究所, 研究員 (40416491)

研究期間 (年度) 2006 – 2008
キーワードメッセンジャーRNA / RNA / 分離 / ポリAテイル / 抽出 / 疎水性相互作用 / トータルRNA / 固相抽出カラム
研究概要

生体内にはメッセンジャーRNA(mRNA)と呼ばれる一群のRNAが存在することが知られている。申請者は、mRNAが特定の条件下で疎水的なアルキル基と選択的に吸着する現象を発見した。一般に核酸の識別は相補的水素結合部位を有する核酸様高分子によってのみ実現されており、アルキル基の様な単純な構造により高精度にmRNAが識別されることは極めて興味深い。本研究ではこの選択的吸着現象のメカニズムの解明を行った。また、この現象を利用したmRNA分離キットの試作を行った。このキットは従来のmRNA分離キット(オリゴdT法)とは全く異なる原理に基づいており簡便かつ迅速な分離システムとなりうる。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2009 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (5件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] ctadecylsilyl Silica Column Method for Extraction of Messenger RNA2009

    • 著者名/発表者名
      T. Kimura, K. Sakurai, S. Shinkai
    • 雑誌名

      Anal. BioChem. 391(in press)

      ページ: 72-73

  • [学会発表] ODS固相抽出カラムを用いたメッセンジャーRNA抽出法

    • 著者名/発表者名
      木村太郎
    • 学会等名
      第43回化学関連支部合同九州大会
  • [学会発表] C18固相抽出カラムによる新規メッセンジャーRNA抽出方法

    • 著者名/発表者名
      木村太郎
    • 学会等名
      第55回高分子討論会
  • [学会発表] メッセンジャーRNAの疎水性シリカへの選択的吸着

    • 著者名/発表者名
      木村太郎
    • 学会等名
      日本化学会第87春季年会
  • [学会発表] 疎水性シリカ担体を用いたメッセンジャーRNAの新規分離方法

    • 著者名/発表者名
      木村太郎、芦高圭史
    • 学会等名
      第56回高分子学会年次大会
  • [学会発表] 新規メッセンジャーRNA分離キットの開発

    • 著者名/発表者名
      木村太郎
    • 学会等名
      日本農芸化学会2008年度大会
  • [備考]

    • URL

      http://www.fitc.pref.fukuoka.jp/center/organization/functional_materials.htm#FuncMatDev

URL: 

公開日: 2011-06-18   更新日: 2016-04-21  

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