• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

サッチャリズムの歴史的前提 民衆的アーカイヴの構築による1970年代の再検討

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18H00727
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
研究機関北海道大学

研究代表者

長谷川 貴彦  北海道大学, 文学研究院, 教授 (70291226)

研究分担者 小関 隆  京都大学, 人文科学研究所, 教授 (10240748)
岩下 誠  青山学院大学, 教育人間科学部, 准教授 (10598105)
梅垣 千尋  青山学院大学, コミュニティ人間科学部, 教授 (40413059)
市橋 秀夫  埼玉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (70282415)
尹 慧瑛  同志社大学, グローバル地域文化学部, 准教授 (70376838)
浜井 祐三子  北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 教授 (90313171)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードサッチャリズム / 1970年代 / 民衆的個人主義 / エゴドキュメント
研究成果の概要

本研究は、戦後イギリス史の分水嶺を形成するサッチャリズムの前提となる1970年代の状況を「下からの」アプローチによって明らかにしようとした。とりわけ、「民衆的個人主義」をキー概念に独自の検討をおこなった。それは、戦後福祉国家のなかで自己決定権を高めてきた民衆レベルでの個人主義であり、この意識がサッチャリズムによって大衆資本主義へと変容していったという問題意識に基づく。具体的には、若者文化(サブカルチャー)、移民、女性、教育・貧困問題などをとりあげて、1970年代という転換期のアモルファスな社会意識を、オーラルヒストリーやエゴドキュメントなど民衆的アーカイヴを活用することによって明らかにした。

自由記述の分野

イギリス現代史

研究成果の学術的意義や社会的意義

サッチャリズムの研究は、主として政治学や経済学のアプローチから蓄積されてきたが、同時代の資料公開が進むなか本格的な歴史研究が試みられるようになり、そこでは、社会や文化の変容と絡めてサッチャリズムの再評価する傾向が強く、本研究においては「民衆的個人主義」(popular individualism)をキー概念に検討をおこなった。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi