研究分担者 |
古田 克利 立命館大学, テクノロジー・マネジメント研究科, 准教授 (20612914)
富田 真紀子 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 老年学・社会科学研究センター, 研究員 (40587565)
加藤 容子 椙山女学園大学, 人間関係学部, 教授 (80362218)
篠原 さやか 九州女子大学, 共通教育機構, 准教授 (90618224)
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、女性研究者の多様なキャリアの形成と社会の各分野における活躍を促進する要因を明らかにすることにある。特に、女性研究者は結婚・妊娠・出産などのライフイベントを含む長期的なキャリアをどのように展望しキャリアパスを選択するかに焦点をあてる。 2020年度は以下の3点を中心に研究を進めた。①4名の理系女性に対して聞き取り調査を実施した(地域:関東2件、東海1件、関西1件 職種:歯学研究者1名、新聞記者3名)。歯学部講師の女性に対しては、妊娠期・育児休業期・職場復帰期と3年間の縦断的なインタビューを実施したことになる。②学士以上の学位を有する文理両領域の男女の多様な働き方を比較分析するためにタイム・ラグ調査を企画・実施した。研究チーム内で設問項目を検討し2021年2月に実査を展開した(N=2,018)。③2018年度に実施したオンライン・アンケート調査のデータを用いて、女性技術者の職場における両面価値的性差別と職務意識に関する分析を進め、2021年度前半に投稿することを目標に論文を執筆した。 2020年度の論文業績は以下を含む2点である。 Tsuyoshi Ohira, Tetsushi Fujimoto, Tomoki Sekiguchi. (2021). Organizational stress in contemporary Japan. In Kajal A. Sharma, Cary L. Cooper, and D.M. Pestonjee (Eds.), Organizational stress around the world: Research and practice (1st Edition, Routledge Studies in Management, Organizations, and Society, Pp.128-144).
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