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2022 年度 研究成果報告書

アセスメント「学びの物語」における個と共同体の試行錯誤過程と研修プログラム開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18H00993
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分09030:子ども学および保育学関連
研究機関北海道教育大学

研究代表者

川端 美穂  北海道教育大学, 教育学部, 教授 (00399221)

研究分担者 二井 仁美  北海道教育大学, 教育学部, 教授 (50221974)
玉瀬 友美  高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 教授 (90353094)
中西 さやか  佛教大学, 社会福祉学部, 准教授 (40712906)
木村 彰子  札幌国際大学, 人文学部, 准教授 (70713139)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード学びの物語 / 受容過程 / 学び / 子ども理解 / 保育コミュニティ / 試行錯誤 / 内容分析 / 現任研修
研究成果の概要

政策主導でLSの導入・推進が図られたドイツとは異なり、日本のLS実践は、子どもを肯定的に捉え、より良い保育を希求する園や保育者の存在が導入の契機になっていたこと、ドイツの実践者に課せられている「子どもの探究心を広げ、援助し、誘発すること、学び方の学習を促進すること」はあまり意識されておらず、子どもの「育ち」を家庭に伝え保護者との関係をつくるという側面がクローズアップされることが明らかになった。一方、NZのLS実践は、コミュニティ及び個人の試行錯誤や専門性開発プログラムによって編み上げられてきており、現在もLSの活用方法や書式の工夫等について検討が重ねられ、変化の途上にあることが示唆された。

自由記述の分野

発達心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

NZの乳幼児教育施設は学習の場であり、LSは有能で可能性のある学び手としてのアイデンティティ形成のために、顕在的・潜在的なスキルや知識と「学びの構え(disposiions)」を価値づけるツールである。翻って、日本の保育における「遊びを通した学び」の援助に求められるのは、「知識やスキル(できる・できない)」にとらわれない子どもの気持ちの理解に焦点づけられる。日本のローカルな保育の文脈で、LSが学び手としての有能さや可能性に気づき、分析し、応答する場としても定位していくには、大人の側の「学びの構え」の捉え方やその描出方法に関する試行錯誤過程が今後の展開の有効な手がかりとなる。

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公開日: 2024-01-30  

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