研究課題/領域番号 |
18H01019
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研究機関 | 仙台白百合女子大学 |
研究代表者 |
牛渡 淳 仙台白百合女子大学, 人間学部, 教授 (30151856)
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研究分担者 |
櫻井 直輝 会津大学短期大学部, 幼児教育学科, 講師 (60785385)
梅澤 収 静岡大学, 教育学部, 教授 (90223601)
大竹 晋吾 福岡教育大学, 大学院教育学研究科, 教授 (30380661)
藤本 駿 くらしき作陽大学, 子ども教育学部, 講師 (10582025)
阿内 春生 福島大学, 人間発達文化学類, 准教授 (10608839)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 教師教育 / スタンダード / 専門職基準 / 学校管理職 / 教員育成指標 / 教員育成協議会 / アメリカの教員養成 |
研究実績の概要 |
2019年度は、大きく二つの活動を行った。第一は、国内調査である。その成果は、以下の二つの報告にまとめとた。①大竹晋吾、藤本駿、牛渡亮「教員育成指標策定後の再編過程に関する研究-教員育成協議会(総称)の審議項目に着目して-」(日本教師教育学会第29回大会、2019年9月21日。②牛渡淳、牛渡亮「地方自治体における教員育成協議会と教員育成指標の動向と課題-秋田県の事例を中心に-」、仙台白百合女子大学紀要第24号、2020年3月、pp.1~12. 第二は、アメリカ調査である。文献資料による研究として、藤本による以下の二つの報告がある。①藤本駿「現代米国における教師教育制度に関する研究-教員専門職基準の策定動向とその影響を中心に-」(西日本教育行政学会第3回大会、2019年12月21日)、②藤本駿「全米教職専門職基準委員会(NBPTS)スタンダードを活用した教員育成支援策の意義と課題」(アメリカ教育学会第31回大会、2019年10月12日)。アメリカへの訪問調査としては、牛渡淳、櫻井直樹、木場裕紀によるカリフォルニア州調査である。2020年2月17日~23日の一週間にわたり、サクラメント市にあるカリフォルニア州教員免許委会(CTC)及びカリフォルニア大学サンタバーバラ校を訪問した、ヒアリング調査及び資料収集を行った。また、サンタバーバラ校では、教師教育改革の日米比較に関するシンポジウムを開催した。この訪問調査の成果については、2020年9月の日本教師教育学会大会にて報告する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
国内調査及びカリフォルニア調査は、上記したように予定通り進んでいるが、2020年2~3月に予定していた教師教育に関する全米的な団体への訪問調査が、コロナウィルスのため不可能となり、最終年度にまわすことにした。ただし、コロナウィルスの問題が終息しない場合には、文献およびメールによる調査に切り替えることも検討している。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度は、3年間の研究まとめを行いたいと考えている。 第一に、国内における教員育成指標及び育成指標に関する総括的なまとめ(全体像と課題)を行う。 第二に、アメリカにおける教師教育のスタンダード政策と実施実態を、カリフォルニア州と全米団体の二つの視点からまとめる。 第三として、教師教育におけるスタンダード政策の日米比較、および、我が国への提言をまとめる。これらは、すべて、最終報告書としてまとめたいと考えている。
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