研究課題/領域番号 |
18H01059
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 放送大学 |
研究代表者 |
加藤 浩 放送大学, 教養学部, 教授 (80332146)
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研究分担者 |
寺田 努 神戸大学, 工学研究科, 教授 (70324861)
大西 鮎美 神戸大学, 工学研究科, 助教 (10869142)
葛岡 英明 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (10241796)
鈴木 栄幸 茨城大学, 人文社会科学部, 教授 (20323199)
久保田 善彦 玉川大学, 教育学研究科, 教授 (90432103)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 教育工学 / 教育評価 / HCI / ウェアラブルコンピューティング / 協調学習 / 生体情報 |
研究成果の概要 |
当初の目標は協調学習における学習者相互の状況内評価を記録・収集するために,機械学習を用いて表出を自動認識することであったが,リアルタイムの自己申告や表情認識を用いても教師データを精度良く生成することができなかった.そのため,評価的表出が表出者自身や周囲の他者にどのような影響や効果を与えているかを調査するという方向に軌道修正を行った.その結果,心拍情報より得られたpNN50という指標の変化から、うなずきには自身の集中度・覚醒度を上昇させる機能があることが示唆された.しかし,うなずきを強制された場合には,集中度・覚醒度の上昇は見られなかった.
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自由記述の分野 |
教育工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来,教育場面における受講者のうなずきは,受講者が授業に集中して理解していることを表示していると捉えられてきた.本研究では,それ以外にも,うなずきによって受講者が高い集中度を持続させている可能性があることが明らかになった.これより,講義中にうなずきなどのリアクションの表出を促進することによって,講義に対する受講者の集中度を高く維持できる可能性が明らかになった.集中度が高まれば,ひいてはそれが学習効果を高めることにつながる可能性も示唆される.
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