• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

発達障害特性と二次的な情緒・行動問題の媒介メカニズムに関する大規模縦断研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18H01086
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分10020:教育心理学関連
研究機関中京大学

研究代表者

辻井 正次  中京大学, 現代社会学部, 教授 (20257546)

研究分担者 浜田 恵  名古屋学芸大学, ヒューマンケア学部, 准教授 (00735079)
伊藤 大幸  お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (80611433)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードコホート研究 / 発達障害 / 二次障害 / 予防
研究成果の概要

本研究では、人口10万人の都市において、乳幼児から中学生までの約1万名を対象とした5年間の大規模コホート(縦断)調査によって、個人-環境の動的な相互作用の観点から、発達障害特性と二次的な情緒・行動問題の因果的連鎖の解明を目指した。乳幼児健診(1歳半健診、3歳児健診)、保育所・幼稚園(保育士による評定と保護者による評定)、小学校・中学校(本人による評定、教師による評定、保護者による評定)で、各年度約1万人、5年間で合計5万人程度のデータによって、子どもたちの不適応行動が、子どもたちの発達障害特性やそのほかの諸要因とどのように関連して生起するのかという言ったメカニズムを明らかにした。

自由記述の分野

発達臨床心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、人口10万人弱の都市において、一般幼児児童生徒を対象に、幼児期から思春期に至る発達過程を大規模縦断研究(コホート研究)によって取り組まれた研究であり、不登校や自傷行為など、さまざまな不適応行動が子どもたちの持つ発達障害特性とどのように関係するのかを検討し、日本国内における基本的な児童の心理的特性や問題行動等の生起の基本的統計を示しているとともに、問題行動や発達障害特性と関連して、どのようなメカニズムで生じているのかを明らかにしており、学術的意義が高い。
教育政策や障害児者支援施策においても、子どもの精神的な健康を増進していくための知見を提供しており、極めて社会的意義が高い。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi