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2020 年度 研究成果報告書

電子バーンスタイン波駆動超高密度球状トーラスにおける間欠的プラズマ噴出現象の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18H01198
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分14020:核融合学関連
研究機関京都大学

研究代表者

打田 正樹  京都大学, エネルギー科学研究科, 准教授 (90322164)

研究分担者 田中 仁  京都大学, エネルギー科学研究科, 教授 (90183863)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード球状トーラス / 無誘導起ち上げ / 電子バーンスタイン波 / 不安定性
研究成果の概要

電子バーンスタイン波により無誘導に形成された遮断密度の約7倍を超える球状トカマクにおいて、電子密度上昇とともに現れる間欠的プラズマ噴出の詳細課程を観測するため、軟X線CTシステムの設計・製作・設置、磁気プローブ増設、重イオンビームプローブの整備を行った。軟X線CT像から遮断密度の7倍領域においては最外殻磁気面内の外寄りに電流中心付近をピークとした分布が観測された。磁気計測によりプラズマ噴出の際の電流変化を観測すると、電子が上部に向かって損失(もしくはイオンが下部に損失)するような変化が観測され、最外殻磁気面の外に噴出した粒子が磁力線に沿って真空容器壁に損失していることを示唆した。

自由記述の分野

プラズマ理工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

電子バーンスタイン波により無誘導に形成された遮断密度の約7倍の球状トカマクにおいて、電子密度上昇とともに現れる間欠的プラズマ噴出の詳細課程について、軟X線CTシステムの設計・製作、磁気プローブ増設、重イオンビームプローブの整備を行い、プラズマ噴出の際のトロイダル電流の変化、軟X線発光像の変化を追跡した。この結果をもとにプラズマ噴出の制御が可能となれば、球状トカマクの無誘導起動の実現性が高まり、低コスト核融合炉へ道が開ける。

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公開日: 2022-01-27  

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