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2021 年度 研究成果報告書

降水雲内の帯電電荷を測定する400MHz帯ラジオゾンデ搭載用の新型センサーの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18H01282
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分17020:大気水圏科学関連
研究機関山口大学

研究代表者

鈴木 賢士  山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (30304497)

研究分担者 森 修一  国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(大気海洋相互作用研究プログラム), プログラム長代理 (00344309)
大石 哲  神戸大学, 都市安全研究センター, 教授 (30252521)
勝俣 昌己  国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(海洋観測研究センター), グループリーダー代理 (50359147)
山田 広幸  琉球大学, 理学部, 准教授 (30421879)
川野 哲也  九州大学, 理学研究院, 助教 (30291511)
中川 勝広  国立研究開発法人情報通信研究機構, 電磁波研究所リモートセンシング研究室, 室長 (80359009)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード帯電電荷測定 / 降水粒子 / 400MHz帯ラジオゾンデ搭載
研究成果の概要

雷発生メカニズムの理解には雷雲内の降水粒子の帯電電荷の知見が必要不可欠であるが、低コストで簡易にそれを測定する気象観測装置はなかった。そのため本研究課題では、小型軽量・低コストでユーザフレンドリーな400MHzラジオゾンデ搭載の降水粒子電荷測定ゾンデを新たに開発した。この新しい電荷ゾンデは、気球に取りつけて雷雲内に放球すると、1秒間にセンサーが感知した正負の帯電量、粒子数をリアルタイムで地上でモニタリングすることができる。COVID-19の流行により試験飛揚の十分な実施はできなかったものの、プロトタイプの設計から地上試験、さらにはデータ記録ソフトの開発を通じて新しい電荷ゾンデが完成した。

自由記述の分野

気象学

研究成果の学術的意義や社会的意義

雷予測は数値モデルによるところが大きく、近年の数値モデルの発展はすばらしいものがあるものの、その数値モデルの答え合わせ(検証)となるべく観測データがないことが雷予測を停滞させている一つの要因である。本研究で開発した新しい電荷ゾンデは雷雲内の降水粒子の帯電電荷を知ることができるため、この雷予測モデルの答え合わせに直接的に貢献し、それにより雷発生のメカニズム解明だけでなく、予測精度の向上が期待される。豪雨メカニズムと雷は密接に関連していることから、近い将来この電荷ゾンデが豪雨観測に投入されることが望まれる。

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公開日: 2023-01-30  

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