• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

近代日本の産業基盤形成に果たしたエコール・サントラルの建築技術教育の役割について

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18H01617
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分23040:建築史および意匠関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

木方 十根  鹿児島大学, 理工学域工学系, 教授 (50273280)

研究分担者 中野 茂夫  大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (00396607)
中江 研  神戸大学, 工学研究科, 教授 (40324933)
小山 雄資  鹿児島大学, 理工学域工学系, 准教授 (80529826)
出村 嘉史  岐阜大学, 社会システム経営学環, 教授 (90378810)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード建設技術 / 教育 / 建築 / 土木 / 都市計画
研究成果の概要

仏国立公文書館等で収集したエコール・サントラル関連史料、仏国立図書館、パリ公立図書館等で収集した同窓会名簿を分析し、日本人留学生が学んだ時期のエコール・サントラルの「学びの場」としての実態と、当時の建設技術教育の波及構造を、「学校」「学外実習」「卒業生の世界展開」といった多段階の時間・空間的枠組みにおいて把握した。また日本人サントラル卒業生が関与した、大阪での産業基盤整備における計画技術の集成について検討し、大阪築港・淀川改修並びに新設市街設計の三事業が、彼らが港湾産業都市建設の構想を共有しつつ、段階的に具現化していった一連の事業であったことなどを明らかにした。

自由記述の分野

建築・都市計画史

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、近代の建設分野における技術教育の源に遡ってその実態を明らかにすることにより、従来一面的に捉えられがちであった我が国の当該技術の複線的基盤の具体像を示した。さらに本研究は、技術教育の波及構造と定着の一端を明らかにした。これらの成果によって本研究は、我が国がいかなる学習を通して短期間に近代的産業基盤を形成するだけの技術力を獲得し得たのか、という近代国家の成立に関わる重要な問いに答える糸口を提示した。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi