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2022 年度 研究成果報告書

宿主因子との相互作用解析から紐解く狂犬病ウイルス感染メカニズム

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02333
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分42020:獣医学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

佐々木 道仁  北海道大学, 人獣共通感染症国際共同研究所, 講師 (70609403)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード狂犬病ウイルス / 宿主因子 / 自然免疫機構 / 病原性 / ウイルス粒子出芽機構
研究成果の概要

狂犬病の病態を理解するには、狂犬病ウイルスの細胞内増殖機構、およびそれに対する宿主の感染制御機構(免疫応答)を解明する必要がある。本研究では、上記の機構に関与する宿主因子について研究を実施し、以下の成果を得た。狂犬病ウイルスに感染したアストロサイトからのインターフェロン産生とそれに続く抗ウイルス応答が、ウイルスの排除と感染からの回復に関与していることを明らかにした。また、脂質膜の切り離しを担う宿主ESCRT機構が、狂犬病ウイルスの感染細胞からの出芽を促進させていることを明らかにした。

自由記述の分野

ウイルス学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ウイルスが標的細胞内へ侵入し、細胞内での複製を経て、子孫ウイルスを細胞外へと出芽させる一連の感染サイクルにおいて、多くの宿主タンパク質が関与する。また、宿主はウイルス感染の際に自然免疫機構を活性化させることで、ウイルス増殖を阻害する機能を有している。しかし、狂犬病ウイルスの感染において、こうした宿主因子に着眼した研究は十分ではない。本研究では、狂犬病ウイルス感染時に宿主因子が果たす役割を細胞モデル、動物モデルを用いて解析した。得られた研究成果は、狂犬病の病態解明のための基礎的知見となり、狂犬病の治療、予防法の開発に役立つ。

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公開日: 2024-01-30  

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