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2020 年度 研究成果報告書

クライオ電子顕微鏡法と少数構造生物学によるアクチン線維動態の構造的理解

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02410
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分43040:生物物理学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

成田 哲博  名古屋大学, 理学研究科, 准教授 (30360613)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード電子顕微鏡 / アクチン線維 / 細胞骨格
研究成果の概要

アクチン分子と1:1で結合する蛋白質や、アクチン線維そのものの高分解能構造解析はすすんでいるが、アクチン線維と異なる対称性を持つアクチン線維結合タンパク質については、解析が進んでいなかった。本研究では、そのような対象の1つであるアクチン線維端を従来の3倍の分解能(8Å)で成功。現在論文執筆中である。また、負染色像と走査透過型電子顕微鏡法を組み合わせることで、少ない像から線維の性質を解析することができるようになり、それを用いて3つの論文を発表した。加えて、走査透過型電子顕微鏡を用いた構造解析法についても、現在論文執筆中である。

自由記述の分野

生物物理

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、クライオ電子顕微鏡による単粒子構造解析はめざましい発展を遂げたが、線維端やローカルな構造変化など、像の数を集めるのが難しい対象に対しては構造解析が進んでいない。この研究は、そのような難しい対象を構造解析のターゲットに取り込む研究であり、アクチン線維端について成功を収めた。また、少数の像から構造情報を取り出す技術を発展させることに成功、いくつかの論文を発表した。従来の高分解能構造解析とは異なる方向から、構造生物学の領域を広げることに貢献できたと考えている。

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公開日: 2022-01-27  

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