アクチン分子と1:1で結合する蛋白質や、アクチン線維そのものの高分解能構造解析はすすんでいるが、アクチン線維と異なる対称性を持つアクチン線維結合タンパク質については、解析が進んでいなかった。本研究では、そのような対象の1つであるアクチン線維端を従来の3倍の分解能(8Å)で成功。現在論文執筆中である。また、負染色像と走査透過型電子顕微鏡法を組み合わせることで、少ない像から線維の性質を解析することができるようになり、それを用いて3つの論文を発表した。加えて、走査透過型電子顕微鏡を用いた構造解析法についても、現在論文執筆中である。
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