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2021 年度 研究成果報告書

統合オミクス研究に資する質量分析インフォマティクスによる新規代謝制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02432
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分43060:システムゲノム科学関連
研究機関東京農工大学 (2020-2021)
国立研究開発法人理化学研究所 (2018-2019)

研究代表者

津川 裕司  東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (30647235)

研究分担者 中林 亮  国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 研究員 (30586160)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードシステムバイオロジー / オミクス科学 / 質量分析 / インフォマティクス / メタボロミクス / リピドミクス
研究成果の概要

代表者は、質量分析より得られるデータを解析するインフォマティクス研究に従事している。本研究では、この質量分析インフォマティクスにより、新規代謝物同定およびメタボロームネットワークを基軸とする統合オミクス研究を行った。その成果として、新しいMS/MS解析法(FSEA法)を用いた植物由来天然物のメタボローム解析と、シロイヌナズナの一塩基多型(SNP)データの統合オミクス研究(Nature Methods 2019)、および脂質メタボロミクス(リピドミクス)の革新的な手法を開発したことで生命の脂質多様性を実験的に初めて明らかにすることに成功した(Nature Biotechnology 2020)。

自由記述の分野

システムバイオロジー

研究成果の学術的意義や社会的意義

生命活動の中枢である「代謝」を理解することは、喫緊の課題である環境問題を微生物の力で解決することや、感染防御の分子メカニズムの解明することによる新たな創薬研究に繋がる。一方、生命の細胞内での産生や分解過程を通じてできる「代謝物(メタボローム)」は100万種類を超えると言われており、その多様性を捉える技術を作ることが代謝の理解に直結すると言える。本研究で構築された革新的なメタボローム解析技術により、これまでよりも10倍以上の網羅性を担保した代謝物解析が可能となったことに加え、遺伝子発現データとの統合解析により、代謝物の生理学的意義を明らかにする方法論も構築した。

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公開日: 2023-01-30  

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