研究課題/領域番号 |
18H02463
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44030:植物分子および生理科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
深城 英弘 神戸大学, 理学研究科, 教授 (80324979)
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研究分担者 |
郷 達明 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (80511419)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 器官形成 / 側根形成 / オーキシン / 細胞内膜輸送 / シロイヌナズナ |
研究成果の概要 |
本研究は、植物器官形成の開始位置を決定する局所的なオーキシン蓄積の確立機構を解明することを目的として、側根形成の開始頻度が顕著に低下するシロイヌナズナfewer roots(fwr)変異体の原因遺伝子である低分子量ADP-ribosylation factor (Arf) GTPaseのグアニンヌクレオチド交換因子(Arf GEF)をコードするGNOMに注目し、fwr変異体とfwrの側根形成能を回復させるfspサプレッサー変異体を用いた生理学的・発生学的解析を行った。その結果、側根形成開始におけるGNOMを介した局所的オーキシン蓄積の確立機構の一部を明らかにした。
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自由記述の分野 |
植物生理学・発生学・遺伝学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物器官の形成開始を決定する局所的なオーキシン蓄積の確立機構を理解することは、植物生理学・発生学分野の進展に大きく貢献することが期待される。本研究は、その機構に関わる新たな細胞内膜輸送系を明らかにする点でインパクトがあるとともに、器官の形成開始位置を調節して農作物・園芸品種の器官形成パターンを改良する技術につながる点においても創造性がある。
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