研究課題/領域番号 |
18H02698
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 元 藤田医科大学, 医学部, 教授 (80236017)
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研究分担者 |
水谷 泰嘉 藤田医科大学, 医学部, 助教 (10546229)
竹内 俊幸 藤田医科大学, 医学部, 助教 (20538483)
安藤 隆幸 静岡県環境衛生科学研究所, 医薬食品部, 主査 (40402226)
新美 敦子 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (50508984)
村手 隆 中部大学, 生命健康科学部, 教授 (30239537)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 肺癌 / CERS6 / 転移 / セラミド / 細胞遊走 |
研究成果の概要 |
がん転移の主要プロセス細胞遊走にはCERS6が必要である。本研究では、CERS6結合たんぱく質群を同定し、その内一つが、CERS6酵素活性をラメリポディアにリクルートし、セラミド合成を介してaPKCζたんぱく質を活性化、細胞遊走を促進する機能があることを示した。一方、CEBPγとYBX1がCERS6発現誘導を行い、セラミド依存性のラメリポディア形成とがん細胞遊走活性を介して肺がん遊走に関与していることを示した。さらに、肺がん転移予防薬開発を目指した低分子化合物スクリーニング及び化学合成による構造最適化研究を行った。
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自由記述の分野 |
肺癌
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、がん生存シグナル経路、免疫チェックポイント等を標的とした治療が可能となり、ステージの進んだ患者においても、一部で良好な治療結果が期待できるようになっている。しかし、残念ながらすべての患者がその恩恵を受けられるわけではない。これに対して各種解決努力が続けられる一方で、根本的に新たな発想と作用機序に基づく治療法開発が期待されている。申請者らは、近年がん特異的発現し、がん転移亢進をするCERS6を同定した。しかし、CERS6を介するがん転移経路の詳細は多くが未解明である。また、この経路を標的とする分子標的薬もない。本研究はこれら背景の下、がん転移機序解明と眼底抑制剤開発を目的としたものである。
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