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2020 年度 研究成果報告書

難治性がんに対する放射線と免疫チェックポイント阻害剤併用による新規治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02767
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

小川 和彦  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (40253984)

研究分担者 瀬尾 雄二  大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座准教授 (00302000)
高橋 豊  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (40353461)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード放射線治療 / 免疫治療 / 遠隔転移 / 治療効果
研究成果の概要

骨肉腫のマウスモデルで無治療群、薬剤単独群、放射線(X線)単独群、薬剤+放射線併用群を比較することにより、X線とPD-L1抗体及びCTLA-4抗体の併用により骨肉腫に対して著明な局所及び遠隔に対する抗腫瘍効果が得られることを明らかにすることができた。また、炭素線とPD-L1抗体及びCTLA-4抗体の併用により骨肉腫に対して著明な局所及び遠隔に対する抗腫瘍効果が得られることを明らかにすることもできた。さらに、膵がんマウスモデルに対して、X線とPD-L1抗体及びCTLA-4抗体の併用により骨肉腫に対して著明な局所及び遠隔に対する抗腫瘍効果が得られることを明らかにした。

自由記述の分野

放射線治療

研究成果の学術的意義や社会的意義

放射線治療は癌治療における効果的な局所治療法であるが、近年、免疫チェックポイント阻害剤を併用することにより局所のみならず遠隔転移を有する症例に対しても画期的な効果を上げる可能性があることが分かってきた。
本研究では、骨肉腫を中心とした難治性がんに対する放射線治療と免疫チェックポイント阻害剤の併用治療による局所及び遠隔における治療効果を検討し、局所のみならず、遠隔転移に対しても治療効果が増強することを明らかにした。本研究の成果は、従来局所治療として位置づけられてきた放射線治療を、がんの遠隔転移をも制御できる革新的治療へと発展させる可能性がある。

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公開日: 2022-01-27  

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