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2021 年度 研究成果報告書

スキルス胃癌組織構築機序の解明と治療開発:骨髄細胞と癌幹細胞による間質形成の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02883
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関大阪市立大学

研究代表者

八代 正和  大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (60305638)

研究分担者 中前 博久  大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (30364003)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードスキルス胃癌 / CXCL1 / CXCR2 / 線維芽細胞 / 骨髄由来細胞
研究成果の概要

スキルス胃癌は癌関連線維芽細胞(CAF)の増生を伴いながら増殖進展し、このCAFが難治性に関与している。本研究は、スキルス胃癌におけるCAF形成メカニズムを明らかにし、その機序に基づくCAF抑制法によるスキルス胃癌の治療薬開発を目的とした。本研究により、スキルス胃癌のCAF形成は骨髄由来細胞が関与していること、また、スキルス胃癌細胞が産生するCXCL1が骨髄細胞のCXCR2に作用することでCAFが増生することを明らかにした。事実、CXCR2阻害剤がスキルス胃癌マウスの増殖進展を抑制した。この成果により、CXCL1-CXCR2シグナル抑制が、スキルス胃癌治療法開発に有望であることが示唆された。

自由記述の分野

腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

スキルス胃癌細胞の産生するCXCL1が間葉系幹細胞のCXCR2に作用してCAF増生を招来するメカニズムを世界に先駆けて明らかにした。この成果に基づき、CXCR2阻害あるいはスキルス胃癌細胞産生のCXCL1を阻害してCAF増生を抑制するスキルス胃癌治療法が開発されれば、比較的若年に発症する難治癌であるスキルス胃癌の予後が改善されるため、社会的意義が大きい。

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公開日: 2023-01-30  

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