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2022 年度 研究成果報告書

高次脳機能-咬合・咀嚼・栄養との因果関係解明と補綴健康管理モデルの構築

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02993
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関徳島大学

研究代表者

市川 哲雄  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (90193432)

研究分担者 後藤 崇晴  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (00581381)
誉田 栄一  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (30192321)
白山 靖彦  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (40434542)
水頭 英樹  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (70732915)
伊藤 照明  徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 准教授 (90284306)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード脳機能 / 口腔機能 / 前頭前野 / 近赤外分光分析法 / 栄養 / 口腔感覚 / 咀嚼 / 補綴健康管理モデル
研究成果の概要

歯の保存・咬合維持と認知低下との関係で、①栄養改善経路の確証は得られず、社会環境整備の重要性が示された。②口腔の単純taskでは前頭前野の活動の上昇を認めず、感覚を介する複雑taskでは上昇した。③味覚、嗅覚刺激によって前頭前野の脳血流量が増加し、食事時の味覚、嗅覚刺激の影響が示唆された。④field調査から口腔機能低下と精神心理的フレイルとの関係,認知機能低下を含む精神心理面への対応の重要性、食事の自立性が食品摂取の多様性と高次生活機能への影響、孤食者より非孤食者が高いMMSE値が示された。以上から歯列を整え適切な栄養と感覚刺激が得られる環境の重要性を示す補綴歯科健康管理モデルを提案した。

自由記述の分野

歯科補綴学

研究成果の学術的意義や社会的意義

歯や咬合の保存が認知機能に影響を与えていることは多くの臨床研究から示されているが、その因果関係を生命科学的に証明しようとする試みは少なく、本研究はそのことを脳科学的かつフィールド研究から解明しようとするものであり、学術的意義は高い。その結果は、感覚系を介する脳への刺激,あるいは食事を介する社会的環境による影響が示され、それに基づく補綴歯科健康管理モデルの構築は、今後のポピュレーションアプローチとして社会的意義も高い。

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公開日: 2024-01-30  

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