研究課題/領域番号 |
18H03029
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
杉本 なおみ 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 教授 (70288124)
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研究分担者 |
酒井 郁子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (10197767)
大西 弘高 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (90401314)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 職種間連携 / 卒後教育 / 医療コミュニケーション学 / 医師・看護師関係 / 医療者教育学 |
研究実績の概要 |
医師・看護師間連携能力向上を目的とする約10分x6単元(痛みと不眠、褥瘡診察時の苦痛、心不全患者の退院、痰と口渇、自己抜管、ベッドコントロール)からなる学習プログラムを開発し、2020年10月-2021年1月にオンラインにて実施した。関東地方の4民間病院(200床以下・201床; 400床各2)に所属する、臨床経験3年以上・役職(診療科長・看護師長相当)未経験の医師22名・看護師44名合計67名から協力を得た。このうち2名(医師・看護師各1)が中途離脱したため、全回の受講を完了したのは65名(医師22名 男女比19:2;看護師42名 男女比21:1)であった。 プログラムの設計に際し、各単元内の構成は「インストラクショナル・デザインの第一原理」(メリル2002)に準拠した。一方、モジュール全体の進行は、Sakaiら(2014)の提唱する「インタープロフェッショナルワーク実践能力評価尺度(CICS)」研究と同じ連携能力発達モデルに基づき「専門職としての役割遂行→プロフェッショナルとしての態度・信念→患者を尊重した治療・ケアの提供→チームの凝集性を高める態度→チーム運営のスキル」とした。 各単元では、教育介入1回と効果測定2種3回を実施した。冒頭で医師・看護師連携上の困難事例を提示した後、介入前測定(自分ならどのような発言をするか)」を実施した。次にCICSの中から各単元の学習目標に対応する質問項目(4-6問)を提示し、5点法により学習者自身による連携能力の自己評価を行った。次に教育介入として、ロールプレイシナリオの背後にある医師側・看護師それぞれの背景や職種固有の事情などの解説を行った。最後に介入後測定として、介入前測定と同内容の紙上ロールプレイを行った。これにより量的(CICS)・質的(介入前・介入後のロールプレイ回答)双方の効果測定結果が得られた。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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