本研究の課題は、社会的情意的学習(SEL)に関わる学習成果の獲得に効果的であると考えられている協同学習モデルを、日本の体育の授業を対象に、学校を基盤として推進したことに社会的意義がある。また、社会的情意的学習の成果に関してはその成果に関連した概念の混乱もみられ、正確な把握がなされていなかった。そのため、本研究では、期待する学習成果となる社会的スキルや情意的スキルを明示した上で、それらの学習を意図的に進める機会を単元計画に組み込み、その成果を検証することとした。また、その確実な実行に向け、授業者との協議並びに省察の共通を進めた。その結果、社会的情意的学習委の成果が確実に得られることが示唆された。
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