研究課題/領域番号 |
18H03184
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
河盛 隆造 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任教授 (00116021)
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研究分担者 |
染谷 由希 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (10597090)
綿田 裕孝 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60343480)
田村 好史 順天堂大学, 国際教養学部, 教授 (80420834)
加賀 英義 順天堂大学, 医学部, 助教 (90814757)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 筋力 / サルコペニア / 無症候性ラクナ梗塞 / 介護 |
研究成果の概要 |
本研究においては「運動器の一部」としてのみ捉えられがちな“骨格筋”を「量」と「質(代謝機能)」 という二つの観点を中止に捉え、「血管・脳・関節」の介護原因疾患との関連を横断的、縦断的調査で明らかにすることを目的とした。本研究期間においては、文京区在住の1526名を対象とした解析を行い、筋力の低下と無症状のラクナ梗塞の高いオッズ比の関連を明らかにした (高、1.00 [ref]; 中、1.53 [95%CI: 1.08-2.17]; 低: 1.70 [95%CI: 1.21-2.40]; p = 0.003])。
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自由記述の分野 |
代謝内分泌学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究は、膝伸筋の筋力が無症候性ラクナ梗塞の存在と独立して関連していることを示す最初の研究である。本研究は横断研究であるため、筋力と無症状ラクナ梗塞との因果関係は明らかではない。多くの人が脳卒中の前に無症候性ラクナ梗塞を発症することを考えると、筋力の低下も将来の無症候性ラクナ梗塞のリスク要因になる可能性がある。一方、筋力 を含む身体機能は、脳血管イベント後に損なわれることは明らかであり、無症候性ラクナ梗塞の予防が身体機能低下予防で重要である可能性がある。これらの因果関係の解明にはさらなる解析が必要である。
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