現在、ICT・AI・リモートワーク・スマートホーム等、多様な人々がデジタル機器を扱う状況が生じており、誰でも快適に使えるユーザインタフェースの高度化は社会的要請の高い分野である。本成果は、携帯端末による視線の一致する遠隔コミュニケーションや、非接触でスクリーン近接のジェスチャー入力への応用等、社会的意義は大きい。また近年応用が拡大している導波路型ホログラム光学素子に関して、ブラッグ回折素子と画像再構成技術を組み合わせた計算イメージング分野への展開、さらにそのユーザインタフェース分野における価値創造等は、異なる学術的基礎の融合により可能となる新たな分野として、学術的な意義も高いと考えられる。
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