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2022 年度 研究成果報告書

生鮮魚介類の環境保全型生産・流通システムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18H03425
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
研究機関東京海洋大学

研究代表者

濱田 奈保子  東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (70323855)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード環境保全 / 環境負荷低減 / オオミジンコ / 耐塩性糸状菌 / 脱水シート / 鮮度保持 / 水産物供給システム / バイオサーモメーター
研究成果の概要

本研究において、オオミジンコを用いたミジンコ急性遊泳阻害試験を行うことにより、海洋環境から単離した耐塩性糸状菌を用いた水質浄化技術の浄化前後の毒性評価系を確立することができた。また、産地での脱水シート包装フィレ加工流通は、ラウンド流通と比較して約40%のCO2を削減できたことから、環境負荷低減と鮮度保持を兼ねた加工技術であることを示した。さらに、鮮度指標K値と積算温度を可視化するツールであるWST-8型BTMを鮮魚(スズキ)の流通試験に導入した結果、常温にさらされた際の品質劣化(昇温リスク)も可視化できることを明らかとした。上記の基盤技術を組み合わせた持続可能な水産物供給システムを提案した。

自由記述の分野

水産科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

報告者が開発した3つの基盤技術を統合して、生鮮魚介類の環境保全型生産から、漁獲地での低環境負荷加工、さらには適切な温度と鮮度管理下での流通により、持続可能な水産物供給システムを提案する研究はこれまでに例がなく、新規性を有する学術的な意義がある。また、本提案は世界的な魚食ブームにも対応し、我が国の水産物輸出にも貢献するとともに、世界各国における食料自給力の強化へとつながる社会的意義も兼ね備えている。

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公開日: 2024-01-30  

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