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2020 年度 研究成果報告書

モンスーンアジアの生存基盤 ―指標研究と地域研究の融合―

研究課題

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研究課題/領域番号 18H03434
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分80010:地域研究関連
研究機関弘前大学

研究代表者

佐藤 孝宏  弘前大学, 農学生命科学部, 准教授 (80444488)

研究分担者 LOPEZ Mario  京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 准教授 (70527639)
和田 泰三  京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 連携准教授 (90378646)
佐藤 史郎  東京農業大学, 生物産業学部, 准教授 (40454532)
西 真如  京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 特定准教授 (10444473)
廣田 勲  岐阜大学, 応用生物科学部, 助教 (50572814)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードモンスーンアジア / 地域研究 / 指標研究 / 生存基盤 / 生存基盤指数 / 地域生存基盤指数
研究成果の概要

本研究では、まず、モンスーンアジア13か国(東南アジア11か国、バングラデシュおよびインド)の県レベルの各種資料を1990~2018年の19年間について収集し、時空間分析が可能となるよう行政区を統一したデータベースを構築した。これと並行してベトナム・メコンデルタおよび東北タイの農村にて現地調査を実施し、地域生存基盤指数の要素としてCO2排出量、生物資源消費、人口及び世帯内人数を選択した。これらを統合した地域生存基盤指数を開発した結果、モンスーンアジアにおいて、北インド、ミャンマー、北ベトナム、ラオスなどで地域生存基盤の弱体化が進んでいることが示唆された。

自由記述の分野

国際農業開発論、熱帯農学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、持続可能な開発を社会実装するためにSDGsが広く認知されるようになっている。しかし、SDGsで定められた17の世界的目標は、地域の固有性を捨象しており、また、相互にトレードオフの関係にある目標が掲げられるなど、持続可能な開発を長期的視点から具現化するものとなっていない。本研究によって進められた地域生存基盤指数の開発は、2012年に発表された生存基盤指数の考え方に基づくもので、アマルティア・センのケイパビリティの考え方を自然環境との調和にまで拡大しようとするものである。今後のさらなる分析によって、モンスーンアジアにおける既存の開発理念を相対化することが可能になると思われる。

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公開日: 2022-01-27  

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