研究課題/領域番号 |
18H03532
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90120:生体材料学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小関 正博 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (10467582)
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研究分担者 |
黒田 俊一 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (60263406)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 脂肪肝炎 / バイオナノカプセル / TTC39B / PCSK9 / コレステロール |
研究成果の概要 |
新しい脂肪肝炎の作成し、食事性酸化コレステロールである、7-ketocholesterol(7KC)に着目し、7KCが、肥満/糖尿病モデルマウスで、ミトコンドリア活性の低下、オートファジーメカニズムの変調、炎症性サイトカインの発現増加を介して、脂肪蓄積、炎症細胞浸潤を増悪し、脂肪肝炎と肝線維化を増悪させることを見出し、報告した(Frontier in Endocrinology 2020)。これとは別に“脂肪肝炎関連性心筋症モデル”の作成にも成功した(in submission)。これは肝臓と心臓の両方でコレステロール蓄積によるNLRP3インフラマソームの活性化と心機能低下を示すモデルである。
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自由記述の分野 |
脂質代謝
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したモデルはこれまでの脂肪肝炎モデルに比し、肝線維化の進行が早く、これまでのメチオニン・コリン欠乏食(MCD)による脂肪肝炎と比較して、よりヒトの脂肪肝炎の組織像に近い所見がえられており、今後の核酸医薬の試験に有用であると考えられる。 RNAi搭載バイオナノカプセルは、均質な粒子径を売るための条件検討がほぼ完了した。 より迅速な、核酸医薬搭載バイオナノカプセルの効果判定試験が可能となった。
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