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2022 年度 研究成果報告書

グプタ朝以降のインド仏教の僧院に関する総合的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18H03569
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分1:思想、芸術およびその関連分野
研究機関三重大学

研究代表者

久間 泰賢  三重大学, 人文学部, 准教授 (60324498)

研究分担者 加納 和雄  駒澤大学, 仏教学部, 准教授 (00509523)
宮崎 泉  京都大学, 文学研究科, 教授 (40314166)
小倉 智史  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (40768438)
苫米地 等流  一般財団法人人文情報学研究所, 仏典写本研究部門, 主席研究員 (60601680)
望月 海慧  身延山大学, 仏教学部, 教授 (70319094)
倉西 憲一  大正大学, 仏教学部, 専任講師 (90573709)
Forte Erika  京都大学, 人文科学研究所, 教授 (50899979)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードインド仏教 / 僧院 / グプタ朝 / 密教思想 / イスラーム
研究成果の概要

本研究の目的は、インド仏教における僧院の実態と諸機能について、異なる研究分野と方法論に基づいた複数の研究班の連携を通じて、総合的に考察することである。従来のインド仏教史研究では、密教思想の台頭(グプタ朝以降)に伴う仏教の衰退が一般に論じられてきた。本研究では、特にグプタ朝以降におけるインドの諸地域の僧院に焦点を当てて、インド仏教の衰退を再考した。主な結論は次の通りである。インド仏教の衰退を論じる際には、複数の側面やレヴェル(互いに密接に関わるものではあるが)を区別すべきである。それは「教理的側面」と「世俗的・社会的側面」、「僧院組織のレヴェル」と「個々の仏教徒(僧俗の両者)のレヴェル」である。

自由記述の分野

インド哲学・仏教学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、他分野の研究者の助力も得た国際的な研究体制によって、インド仏教の衰退について僧院の観点から再考することで、インド仏教史の全体的枠組みの見直しを図った。インド仏教史は、学界にとどまらず、広く社会にも影響力を有するトピックである。その意味において、本研究の成果には学術的意義・社会的意義が存する。また、本研究の具体的内容については、オンライン(科研ニューズレターの日本語版・英語版や主に高校生に向けた研究紹介サイト)で広く発信している。したがって、本研究には大きな波及効果も期待することができる。

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公開日: 2024-01-30  

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