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2021 年度 研究成果報告書

ポンペイとオスティア:古代ローマにみる建築術の総体としての都市と技術の大衆化

研究課題

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研究課題/領域番号 18H03806
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分23:建築学およびその関連分野
研究機関九州大学

研究代表者

堀 賀貴  九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (20294655)

研究分担者 西山 要一  奈良大学, その他部局等, 名誉教授 (00090936)
渡部 展也  中部大学, 人文学部, 准教授 (10365497)
豊田 浩志  上智大学, 文学部, 教授 (20112162)
池口 守  久留米大学, 文学部, 教授 (20469399)
加藤 磨珠枝  立教大学, 文学部, 教授 (40422521)
佐々木 淑美  東北芸術工科大学, 文化財保存修復研究センター, 研究員 (60637883)
佐々木 健  京都大学, 法学研究科, 教授 (70437185)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードオスティア / ポンペイ / ヘルクラネウム / 建設技術 / デジタル・ツイン
研究成果の概要

オスティアにおいて、必ずしもパンテオンのような記念碑的建造物と同等の先端技術がそのまま適用されていないことが実証された。先端技術に準拠しながら、限られた予算、工期のなかで、簡素化、簡易化された技術が開発・工夫された実態が「交差ヴォールト」について確認された。さらなる壁体施工の分析には、「統計的」な手法が必要であり、その前提として「修復部分」の特定が、もとめられるため、まずは点群データに基づく特定技術の成果発表をおこなった。また、蛍光 X 線分析についてもその有効性を認められた。結果として、分析技術の発展にともない、発掘をしなくとも十分に研究としての成果が見込めることが実証された。

自由記述の分野

西洋建築史・都市史

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の進行にともなって、遺跡のデジタル・ツインの作成が可能であることが実証され、研究だけでなく仮想空間に遺跡を構築することによって遠隔地から遺跡を体験することも可能となった。書籍の出版については、研究者だけでなく一般に読者にも理解できるよう内容を検討し、日本経済新聞の書評にも取り上げられ、普段は遠い存在である本研究分野が、現代社会にも直結していること、とくに災害や疫病あるいは都市の生活など、示唆的な部分も多い。また古代遺跡の魅力そのものを一般の読者にも伝えることができた。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO71881100U1A510C2MY6000/

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公開日: 2023-01-30  

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