研究課題/領域番号 |
18H03912
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分34:無機・錯体化学、分析化学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
火原 彰秀 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (30312995)
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研究分担者 |
福山 真央 東北大学, 多元物質科学研究所, 講師 (40754429)
石坂 昌司 広島大学, 先進理工系科学研究科(理), 教授 (80311520)
柳町 拓哉 秋田工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (50768744)
玄 大雄 東北大学, 多元物質科学研究所, 助教 (50774535)
岡田 哲男 東京工業大学, 理学院, 教授 (20183030)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 表面張力 / レーザー計測化学 / 水滴 / エアロゾル |
研究成果の概要 |
大気化学分野で注目を集めているマイクロメートルサイズの水滴の表面張力の光学的計測法を新たに開発した。単一水滴を計測場にトラップするため光トラップ法・電気力学天秤法を開発した。単一水滴で表面張力波が自発的に共鳴することを実証し、その共鳴モード周波数から表面張力が得られることを示した。環境大気エアロゾル試料を含む水滴の表面張力に成功するところまで研究が大きく進展した。
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自由記述の分野 |
分析化学、レーザー計測化学、大気化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球的な気候変動モデルは、多くの科学分野の協力により着実に進展している。大気化学の分野では、フィールド観測・室内実験・モデル計算の協調により化学反応や雲によるエネルギー放射過程などの気候への影響が検討されているが、大気エアロゾルからの雲粒形成過程の理解は他の理解に比べて遅れている。この最大の要因は、水滴の表面張力計測法の欠如にあると考えている。本研究により計測法としてのブレークスルーが果たされた。
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