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2022 年度 実績報告書

尊厳概念のグローバルスタンダードの構築に向けた理論的・概念史的・比較文化論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18H05218
研究機関椙山女学園大学

研究代表者

加藤 泰史  椙山女学園大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (90183780)

研究分担者 小松 香織  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (10272121)
前川 健一  創価大学, 文学研究科, 教授 (20422355)
松田 純  静岡大学, 人文社会科学部, 名誉教授 (30125679)
宇佐美 公生  岩手大学, 教育学部, 嘱託教授 (30183750)
石川 健治  東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (40176160)
竹下 悦子 (牧角悦子)  二松學舍大學, 文学部, 教授 (40181614)
上原 麻有子  京都大学, 文学研究科, 教授 (40465373)
清水 正之  聖学院大学, 人文学部, 特任教授 (60162715)
齋藤 純一  早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
松井 佳子  神田外語大学, 外国語学部, 教授 (60255180)
後藤 玲子  帝京大学, 経済学部, 教授 (70272771)
小倉 紀蔵  京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (80287036)
村上 祐子  立教大学, 人工知能科学研究科, 教授 (80435502)
中村 元哉  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (80454403)
小島 毅  東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (90195719)
品川 哲彦  関西大学, 文学部, 教授 (90226134)
水野 邦彦  北海学園大学, 経済学部, 教授 (90305897)
津田 栞里  一橋大学, 大学院社会学研究科, 特任講師(ジュニアフェロー) (50961992)
研究期間 (年度) 2018-06-11 – 2023-03-31
キーワード人間の尊厳 / 人権 / カント哲学 / 生命の尊厳 / 価値論
研究実績の概要

2022年7月にZoomにて研究会を実施し、研究分担者の松田純(静岡大学)が発表を行い、研究分担者・研究協力者を交えて議論を行った。
年度末の2023年3月には新型コロナウイルスの世界的大流行という困難な状況を「尊厳」の観点から分析した『コロナ・トリアージ:資料と解説』(加藤泰史編、知泉書館)と、「学問の尊厳」という観点から現在進行形の学問の変化をどのように評価できるかについて論じた『人文学・社会科学の社会的インパクト』(加藤泰史・松塚ゆかり編、法政大学出版局)を刊行した。また、2022年度の研究成果を取りまとめた『ドイツ応用倫理学研究』第11号を刊行した。
2023年8月には日本学術会議と共催でシンポジウムを開催し、その成果を11月に椙山女学園大学でZoomを併用したハイブリッド形態で国際ワークショップ「尊厳概念を問い直す」を実施し、研究代表者の加藤泰史(椙山女学園大学)、研究分担者の小島毅(東京大学)と後藤玲子(帝京大学)、研究協力者の武田祐樹(二松学舎大学)がそれぞれ発表し、海外からオンラインで参加したコメンテータの海外研究協力者らも交えて議論を行った。
2024年3月には、上記の国際ワークショップの成果を含むこれまでの研究成果の集大成として、欧米圏のみならず非欧米圏、特に東アジアにおける尊厳概念に関する概念史的考察およびより包括的な尊厳概念の可能性を探求する原理的考察の両者を含む論文集である『問いとしての尊厳概念』(加藤泰史編、法政大学出版局)および尊厳の概念史的研究を補完する翻訳として、マリクス『カント政治哲学のコンテクスト』(加藤泰史監訳、知泉書館)を刊行した。また、同年3月には2023年度の研究成果を取りまとめた『ドイツ応用倫理学研究』の終刊号(今後発行予定の『尊厳学研究』準備号を兼ねる)も刊行した。

現在までの達成度 (段落)

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (26件)

すべて 2024 2023 2022 その他

すべて 雑誌論文 (16件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 3件) 図書 (4件) 備考 (1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)

  • [雑誌論文] 看護倫理学と「高齢者の尊厳」の問題・序説(図書所収論文)2024

    • 著者名/発表者名
      加藤泰史
    • 雑誌名

      『問いとしての尊厳概念』

      巻: なし ページ: 17-61

  • [雑誌論文] 尊厳へのケイパビリティと公共的相互性(図書所収論文)2024

    • 著者名/発表者名
      後藤玲子
    • 雑誌名

      『問いとしての尊厳概念』

      巻: なし ページ: 85-110

  • [雑誌論文] 人間の尊厳はくるむようにして守られる(図書所収論文)2024

    • 著者名/発表者名
      品川哲彦
    • 雑誌名

      『問いとしての尊厳概念』

      巻: なし ページ: 111-133

  • [雑誌論文] 生まれてこないものの尊厳──仏教と反出生主義(図書所収論文)2024

    • 著者名/発表者名
      前川健一
    • 雑誌名

      『問いとしての尊厳概念』

      巻: なし ページ: 355-367

  • [雑誌論文] オスマン社会における「尊厳」(図書所収論文)2024

    • 著者名/発表者名
      小松香織
    • 雑誌名

      『問いとしての尊厳概念』

      巻: なし ページ: 535-551

  • [雑誌論文] 「尊厳」概念の不確定性をめぐって(図書所収論文)2024

    • 著者名/発表者名
      宇佐美公生
    • 雑誌名

      『問いとしての尊厳概念』

      巻: なし ページ: 134-156

  • [雑誌論文] 日本の近代化における女性の尊厳意識への目覚め(図書所収論文)2024

    • 著者名/発表者名
      上原麻有子
    • 雑誌名

      『問いとしての尊厳概念』

      巻: なし ページ: 394-418

  • [雑誌論文] 関係概念としての〈尊厳〉――『ひかりごけ』と『バートルビー』における〈食〉と〈生〉の共振をめぐって(図書所収論文)2024

    • 著者名/発表者名
      松井佳子
    • 雑誌名

      『問いとしての尊厳概念』

      巻: なし ページ: 419-443

  • [雑誌論文] 春秋学の微辞と中華の復興(図書所収論文)2024

    • 著者名/発表者名
      小島毅
    • 雑誌名

      『問いとしての尊厳概念』

      巻: なし ページ: 444-469

  • [雑誌論文] 儒教的表現意識と個の表白――「詩言志」理解の変化をめぐって(図書所収論文)2024

    • 著者名/発表者名
      牧角悦子
    • 雑誌名

      『問いとしての尊厳概念』

      巻: なし ページ: 470-488

  • [雑誌論文] コロナ・パンデミックと人間の尊厳(図書所収論文)2023

    • 著者名/発表者名
      加藤泰史
    • 雑誌名

      『「人間の尊厳」とは―コロナ危機を経て―』

      巻: なし ページ: 21-50

  • [雑誌論文] 学問の「自律性」と学問の「公共性」(図書所収論文)2023

    • 著者名/発表者名
      加藤泰史
    • 雑誌名

      『人文学・社会科学の社会的インパクト』

      巻: なし ページ: 1-22

  • [雑誌論文] イノベーションを哲学する──「批判的ファシリテーター」としての哲学(図書所収論文)2023

    • 著者名/発表者名
      加藤泰史
    • 雑誌名

      『人文学・社会科学の社会的インパクト』

      巻: なし ページ: 25‐66

  • [雑誌論文] 人文学への憧れと社会科学的営為としての経済哲学──福祉国家を戦争国家にしないために、いま、われわれがなしうること(図書所収論文)2023

    • 著者名/発表者名
      後藤玲子
    • 雑誌名

      『人文学・社会科学の社会的インパクト』

      巻: なし ページ: 197‐220

  • [雑誌論文] 個別性と普遍性が共存する文学の力──人間の生と社会改革への眼差し(図書所収論文)2023

    • 著者名/発表者名
      ギブソン松井佳子
    • 雑誌名

      『人文学・社会科学の社会的インパクト』

      巻: なし ページ: 258-281

  • [雑誌論文] 人文学・社会科学(社会学、歴史学、哲学・思想)における若手研究者の現状──新型コロナウイルス感染症のパンデミック下で顕在化した課題と見通し(図書所収論文)2023

    • 著者名/発表者名
      津田栞里・河村裕樹・森巧
    • 雑誌名

      『人文学・社会科学の社会的インパクト』

      巻: なし ページ: 314‐343

  • [学会発表] 高齢者の尊厳2023

    • 著者名/発表者名
      加藤泰史
    • 学会等名
      第106回日独応用倫理学研究会/第47回一橋・椙山哲学フォーラム 国際ワークショップ「尊厳概念を問い直す」
    • 国際学会
  • [学会発表] 春秋学に見る中華の尊厳2023

    • 著者名/発表者名
      小島毅
    • 学会等名
      第106回日独応用倫理学研究会/第47回一橋・椙山哲学フォーラム 国際ワークショップ「尊厳概念を問い直す」
    • 国際学会
  • [学会発表] 公共的相互性の論理と尊厳へのケイパビリティ2023

    • 著者名/発表者名
      後藤玲子
    • 学会等名
      第106回日独応用倫理学研究会/第47回一橋・椙山哲学フォーラム 国際ワークショップ「尊厳概念を問い直す」
    • 国際学会
  • [学会発表] 「自己決定に基づいて死ぬ権利は人間の尊厳の表れ」か――自殺援助罪を違憲としたドイツ連邦憲法裁判所判決をめぐって2022

    • 著者名/発表者名
      松田純
    • 学会等名
      第105回日独応用倫理学研究会/第46回一橋・椙山哲学フォーラム
  • [図書] 問いとしての尊厳概念2024

    • 著者名/発表者名
      加藤泰史編
    • 総ページ数
      574
    • 出版者
      法政大学出版局
    • ISBN
      978-4588151378
  • [図書] 逆境の中の尊厳概念:困難な時代の人権2023

    • 著者名/発表者名
      セイラ・ベンハビブ著、加藤泰史監訳
    • 総ページ数
      438
    • 出版者
      法政大学出版局
    • ISBN
      978-4588011603
  • [図書] 人文学・社会科学の社会的インパクト2023

    • 著者名/発表者名
      加藤泰史、松塚ゆかり編
    • 総ページ数
      364
    • 出版者
      法政大学出版局
    • ISBN
      978-4588151323
  • [図書] コロナ・トリアージ:資料と解説2023

    • 著者名/発表者名
      加藤泰史編
    • 総ページ数
      292
    • 出版者
      知泉書館
    • ISBN
      978-4862853813
  • [備考] 加藤泰史 研究室 オフィシャルHP

    • URL

      https://kato-yasushi.sugiyama-u.ac.jp/index.html

  • [学会・シンポジウム開催] 国際ワークショップ「尊厳概念を問い直す」(第47回一橋/椙山哲学フォーラム(第106回日独応用倫理学研究会))2023

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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