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2022 年度 研究成果報告書

骨異方性誘導のための「異方性の材料科学」の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 18H05254
研究種目

基盤研究(S)

配分区分補助金
審査区分 大区分D
研究機関大阪大学

研究代表者

中野 貴由  大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (30243182)

研究分担者 坂井 孝司  山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00444539)
岡田 誠司  大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (30448435)
萩原 幸司  名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10346182)
松本 卓也  岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (40324793)
當代 光陽  新居浜工業高等専門学校, 環境材料工学科, 准教授 (10610800)
石本 卓也  富山大学, 学術研究部都市デザイン学系, 教授 (50508835)
丸川 恵理子  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (40419263)
山本 まりこ (河井まりこ)  関西女子短期大学, その他部局等, 教授 (40379839)
福田 英次  弓削商船高等専門学校, 電子機械工学科, 准教授 (30536553)
村瀬 剛  大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任准教授 (50335361)
松垣 あいら  大阪大学, 大学院工学研究科, 准教授 (10592529)
李 誠鎬  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 主任研究員 (20850001)
小笹 良輔  大阪大学, 大学院工学研究科, 助教 (80845347)
研究期間 (年度) 2018-06-11 – 2023-03-31
キーワード異方性の材料科学 / 金属3Dプリンタ / インプラント / 骨異方性 / 細胞間相互作用 / オステオカルシン / アパタイト / コラーゲン
研究成果の概要

自発的異方性骨配向化機構解明、ならびに人為的骨異方性促進材料・インプラントの創製を両輪として研究を推進してきた。当初目標を上回る、独創性や新規性が高い成果が多数得られ、最終目標である学理構築を達成した。具体的一例として、OCNタンパクが、骨形成マーカとしての古典的役割とはまったく異なる、骨異方性形成という特異機能を有することを世界に先駆けて発見した。本成果は骨強度劣化をもたらす異常状態の骨配向性向上を可能とする新規骨治療法の創出、医療デバイス開発を導いた。最終的には、細胞へと直接働きかけ、あたかも生体骨として振る舞うかの如く、高骨質の骨を形成する新設計脊椎デバイスの創製に世界で初めて成功した。

自由記述の分野

材料工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

材料工学的手段を最大限活用し、骨関連分野における材料工学の重要性を示す新たな研究領域「異方性の材料科学」の学理構築を達成した。「自発的配向化機構解明」「人為的配向化誘導材料創製」の両輪からの研究展開を行うことで、生体骨内での配向化機構に基づく配向化薬剤ターゲットを示したのみならず、配向化誘導インプラントの製品化をも達成した。これまでの骨密度のみをターゲットとしていた骨医療から、「骨質医療」実現を可能とする画期的な研究成果である。本成果に対する関心は国民の間でも高く、新聞等にも数多く取り上げられており基礎研究にとどまらず、社会に成果を還元する意味でも極めて重要で独創的かつ先駆的な研究と言える。

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公開日: 2024-01-30  

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