研究課題/領域番号 |
18K00715
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 早稲田大学 (2020-2022) 目白大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
久保田 美子 早稲田大学, 日本語教育研究センター, 教授(任期付) (90401728)
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研究分担者 |
阿部 新 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 准教授 (00526270)
山田 智久 西南学院大学, 外国語学部, 教授 (90549148)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 言語学習ビリーフ / 言語教授ビリーフ / 韓国 / 中国 / インドネシア / 非母語話者日本語教師 / フォーカス・グループ / 質問紙調査 |
研究成果の概要 |
本研究の研究成果は以下の2点である。 1.先行研究の整理と分析:日本語教育に関係するビリーフの先行研究を整理し、レビュー論文の発表されていない2015年以降に関しては,論文の形で発表した。 2.質問紙調査票を作成する上で新たに必要な観点に関する提案:韓国、インドネシア、中国における、各学習機関種別の日本語学習者、教師に対するフォーカスグループ調査を実施した。得られた結果を質的に分析し、論文の形で発表した。さらに、それらの結果から、「学びの場に対する認識」「日本人・日本人教師の存在」「多言語社会での日本語の学び」に関して、質問項目を増やし、より深く調査することの必要性を明らかにした。
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自由記述の分野 |
日本語教育
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、研究手法と、研究成果にあると考える。 研究手法として、本研究は、最終的に量的な大規模調査を目的としながら、その基礎的資料の収集のためにフォーカスグループという質的調査方法を取り入れ、その結果を質的に分析した。そのことによって、従来の質問紙調査には欠けていた観点を明らかにすることができ、この手法が有効であることを明らかにしたものと考える。 研究成果としては、従来の調査票では質問項目にほとんど含まれていなかった「学びの場に対する認識」「日本人・日本人教師の存在」「多言語社会での日本語の学び」に関する質問項目の重要性を明らかにし、具体的な提案を行うことができたものと考える。
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