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2021 年度 研究成果報告書

英語授業内活動における認識性交渉の会話分析とタスクデザインの提案

研究課題

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研究課題/領域番号 18K00791
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02100:外国語教育関連
研究機関東京大学 (2019-2021)
成蹊大学 (2018)

研究代表者

遠藤 智子  東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (40724422)

研究分担者 早野 薫  日本女子大学, 文学部, 准教授 (20647143)
黒嶋 智美  玉川大学, ELFセンター, 助教 (50714002)
増田 将伸  京都産業大学, 共通教育推進機構, 准教授 (90460998)
横森 大輔  京都大学, 国際高等教育院, 准教授 (90723990)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード認識性 / 授業内活動 / 同調性 / 消極性 / 協働 / 英語学習
研究成果の概要

本研究は会話分析の手法を用いて大学の英語授業内活動のグループワーク等の参加者が協働的に活動する学習活動の実態を捉えた。対峙しているタスクの内容や設問への解答に対して参加者が異なる見解を持つ場合に参加者たちがどのように交渉して統一した理解へと達するのか、もしくは共通理解に達しないまま次の設問へと移行するのかを、実際の活動の様子をビデオ撮影したデータの詳細な分析により検討した。その結果、質問のタイミングや形式とその応答、理解候補の提示の仕方の言語表現、意見提案時の言語表現、語句の不理解や意見の対立、タスクへの取り組み態度の交渉、共通の学習体験への志向等の様々な特徴を明らかにした。

自由記述の分野

相互行為言語学、会話分析

研究成果の学術的意義や社会的意義

一般的に学習は個々の学習者の頭の中で起きる個人的・認知的な現象と思われがちであるが、授業内でグループワークに参加する際には、他の学習者との協働の中で学習に取り組む。その中では、他の相互行為と同様に、参加者間の立場の調整が起き、一人で問題に取り組む際には見られない様々な現象が観察される。初等教育から高等教育までどの段階でも対話的な学びの重要性が意識されている一方で、対話場面に特有の、他者への配慮が学びの阻害要因となりうることに着目し、配慮が実際にどのような形で現れるのかを実際の録画データの詳細な分析に基づいて記述することにより、本研究は今後の様々な授業内活動をデザインするうえでの基盤を提供した。

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公開日: 2023-01-30  

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