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2021 年度 実施状況報告書

eラーニングを用いた英語学習を支援する自動フィードバックシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K00810
研究機関広島修道大学

研究代表者

大澤 真也  広島修道大学, 人文学部, 教授 (00351982)

研究分担者 大薗 修一  九州産業大学, 語学教育研究センター, 准教授 (20454910)
中西 大輔  広島修道大学, 健康科学部, 教授 (30368766)
松田 昌史  日本電信電話株式会社NTTコミュニケーション科学基礎研究所, 協創情報研究部, 研究主任 (60396140)
阪上 辰也  広島大学, 外国語教育研究センター, 准教授 (60512621)
田中 洋也  北海学園大学, 人文学部, 教授 (70521946)
中嶋 智史  鹿児島純心女子大学, 人間科学部, 講師 (80745208)
石井 雄隆  千葉大学, 教育学部, 准教授 (90756545)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードオンライン英語学習 / 自動フィードバック / 社会心理学 / 自律的学習
研究実績の概要

本研究では4年間で英語学習を支援する自動フィードバックシステムを開発することを目指している。2018年度から2020年度にかけて、地方私立大学でオンライン英語教材を利用する授業を受講している大学生を対象に「コンピュータ支援学習に対する態度」「授業外におけるICTの活用」「学習スタイル」などから構成される質問紙調査を実施し、オンライン学習の実態を調査するために、システムへのログイン回数、学習時間などの学習ログデータ、小テストおよびTOEICスコアなどの英語力データも収集し、学習者特性がオンライン英語学習にどのような影響を及ぼすかについて分析を行なってきている。2021年度はさらにARCSモデルを利用して、オンライン教材に対する「注意」「関連性」「満足」「自信」の4つの側面についても自己評価させた。

本研究では新型コロナウイルスの影響が出始めた2020年度以前よりデータを継続して収集しているため、コロナ禍以前とコロナ禍における学習者のオンライン学習に対する意識の変化を比較して分析することができる。本調査の結果の一部は2021年度に全国英語教育学会において発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2020年度は発表を予定していた学会がすべて中止になってしまった。2021年度も多くの学会が中止あるいはオンライン開催となってしまったため、思うように情報収集を行うことができなかった。その中で全国英語教育学会でのオンライン発表を行なうことができたが、依然として移動が制限される中で研究打ち合わせなども思うように実施することができなかったため。

今後の研究の推進方策

2022年度もウェブ会議ツールを活用して研究ミーティングを定期的に開催したい。また移動制限が解除されている時期を利用して実際に移動しての研究ミーティングも行う。なお最終年度にあたる2022年度においてはツールの開発を行う必要があるため、これまで以上に連携をとりながら研究を進めていきたい。

次年度使用額が生じた理由

研究期間中に数回の国際学会発表を予定していたがすべて中止となったため、それに伴う学会参加費および旅費を執行していない。また移動が制限されている中、学会参加や打ち合わせなどの移動が行えなかった。2022年度においてはタイミングを見て移動をした上でのミーティングを行うための旅費およびフィードバックシステムの開発費に使用する予定である。

  • 研究成果

    (11件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (4件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] Research Results on System Development of the Research Project of a Self-Study System for Language Learning2022

    • 著者名/発表者名
      Umezawa J、Nakazawa M、Kobayashi M、Ishii Y、Nakano M、Hirasawa S
    • 雑誌名

      The Proceedings of IEEE World Engineering Education Conference

      巻: - ページ: -

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 表情はユニバーサルか?-霊長類以外の種における表情研究の展開-2021

    • 著者名/発表者名
      中嶋 智史
    • 雑誌名

      エモーション・スタディーズ

      巻: 6 ページ: 4~12

    • DOI

      10.20797/ems.6.1_4

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] The Role of Temperature in Moral Decision-Making: Limited Reproducibility2021

    • 著者名/発表者名
      Sudo Ryunosuke、Nakashima Satoshi F.、Ukezono Masatoshi、Takano Yuji、Lauwereyns Johan
    • 雑誌名

      Frontiers in Psychology

      巻: 12 ページ: 1-21

    • DOI

      10.3389/fpsyg.2021.681527

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 言語学習を対象とした自学自習システムの研究~システム開発に関する研究成果~2021

    • 著者名/発表者名
      梅澤 克之、中澤 真、石井 雄隆、小林 学、中野 美知子、平澤 茂一
    • 雑誌名

      情報処理学会情報教育シンポジウム SSS2021予稿集

      巻: - ページ: 93-99

  • [雑誌論文] EFL学習者の辞書タイプと英語熟達度が語義選択の正確性に与える影響2021

    • 著者名/発表者名
      大薗 修一、藤田 恵里子
    • 雑誌名

      リメディアル教育研究

      巻: 15 ページ: 45~55

    • DOI

      10.18950/jade.2021.05.21.01

    • 査読あり
  • [学会発表] TVドラマコーパスで作成する定型表現口語例文集2022

    • 著者名/発表者名
      田中 洋也
    • 学会等名
      外国語教育メディア学会関西支部メソドロジー研究部会2021年度第3回研究会
  • [学会発表] The role of technology-mediated performance feedback for formative assessment of s2022

    • 著者名/発表者名
      Sawaki Y、Ishii Y、Yamada H、Tokunaga H
    • 学会等名
      LTRC2022
  • [学会発表] 学習者特性がオンライン英語学習に及ぼす影響の検証2021

    • 著者名/発表者名
      大澤 真也、中西 大輔、阪上 辰也、石井 雄隆
    • 学会等名
      第60回LET全国研究大会
  • [学会発表] 言語学習を対象とした自学自習システムの研究:関連研究と研究成果2021

    • 著者名/発表者名
      梅澤 克之、中澤 真、石井 雄隆、小林 学、中野 美知子、平澤 茂一
    • 学会等名
      経営情報学会2021年全国研究発表大会.
  • [図書] CAN-DOリストによる教育成果の可視化2022

    • 著者名/発表者名
      中西大輔、大澤真也
    • 総ページ数
      224
    • 出版者
      溪水社
    • ISBN
      978-4-86327-581-2
  • [図書] 不平等の進化的起源2021

    • 著者名/発表者名
      ケイリン・オコナー、中西 大輔
    • 総ページ数
      336
    • 出版者
      大月書店
    • ISBN
      9784272350551

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公開日: 2022-12-28  

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