研究課題/領域番号 |
18K00827
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
田中 江扶 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (40524294)
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研究分担者 |
鈴木 俊太郎 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (10548233) [辞退]
島田 英昭 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (20467195)
青山 拓実 信州大学, 学術研究院教育学系, 助教 (20829486)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 英語教育 / 心理学 / 信念 / 対話的学び / 学習 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、(1)対話的学びの信念構造を特定すること、(2)対話的学びの信念と学習行動の関係を明らかにすることである。 2022年度は、以下の2点を実施した。 第一に、2022年度に実施した調査を学会発表した。2022年度の調査の前提研究として、島田・青山・田中 (2022)は大学生508名を対象とした調査を行い、過剰援助要請、自立援助要請、他者比較、コミュニケーションの4因子が行動および信念において仮説通り4因子構造であることを明らかにした。また、動機づけと英語スキルを含めてパス解析を行ったところ、信念と行動の一致性については全体的に一定の関係はあったが自立援助要請と他者比較が比較的強いこと、過剰援助要請が動機づけや英語スキルに負の影響を及ぼすがその他はおおむね正の影響を及ぼすこと等を明らかにした。 これを受けて2022年度には、対象者を大学生から社会人に変更して調査を行った。社会人641名を対象に調査を行った。その結果、上記と同様の因子構造を確認した。また、同様にパス解析を行ったところ、信念と行動の対応が一定程度あり、特に自立援助要請と他者比較で強いこと、および過剰援助要請が動機づけや英語スキルに負の影響を及ぼすことという点で、おおむね大学生と同じ結果が再現された。一方で、自立援助要請と他者比較から動機づけへの影響が見られなかったという相違点もあった。 第二に、島田・青山・田中 (2022)および上記の調査をまとめ、論文作成を行い、学会誌に投稿を行った。現在審査中である。
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