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2021 年度 実施状況報告書

看護系大学院生の英語論文作成力向上を目指した教材開発と学習支援システム構築の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K00887
研究機関共立女子大学

研究代表者

市山 陽子  共立女子大学, 国際学部, 教授 (50458741)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードアカデミックライティング
研究実績の概要

本研究の目的は下記の通りであった。看護系大学院における英語論文作成に関する教材・指導の調査および関連書籍の文献レビューにより看護系英語論文を書く ための基本的知識やルールについてのニーズ分析を行い、 看護系大学院生の英語論文作成力向上を目的とした教材を作成する。項目応答理論(確率モデルをもとに受験者があるテストの項目に応答するパターンに基づいてその項目の難易度を推定する理論)により難易度を付与した200問の英語論文作成力向上のための問題を内蔵した項目バンクと学習支援システム構築することで学生が学んだ内容を反復学習する機会を提供する。本年度の研究実施計画は下記の3点であった。 1) 項目バンクの構築・ヒアリング、2)学習支援システム導入・ヒアリング・改善、3)成果発表である。
本年度は上記のうち1項目において進捗をおさめた。具体的には3) 成果発表のため、研究論文アブストラクトに加え、Open Access論文の本文の構造分析について特に論文に現れるinformal featuresについて比較分析を行った。具体的にはインパクトファクターの高い看護系論文4誌のアブストラクトおよび本文のinformalな特徴をHyland and Jiang(2017)リストのうち特に著者を指す一人称代名詞、参照する先行詞の不明な無冠詞代名詞、文頭の接続詞または接続副詞に注目して分析した。看護系論文は、著者を指す一人称代名詞において先行研究と比較し出現頻度が非常に少ないことが分かった。参照する先行詞の不明な無冠詞代名詞に加えて文頭の接続詞または接続副詞に関しても上記と同様先行研究と比較しBackground(104)を除き非常に低い出現率が明らかになった。本研究成果は2023年度に20th AsiaTEFL国際学会で発表予定である

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本年は項目バンクの構築および学習支援システムの導入および改善においてやや遅れが見られた。理由としては、学習支援システムの利便性などを再検証した結果、使いやすいシステムの利用を検討したことによる。

今後の研究の推進方策

今後は遅れている項目バンクおよび学習支援システムの構築および改善を完成し、成果を国内外の学会および雑誌において発表予定である。

次年度使用額が生じた理由

成果発表の費用(旅費・学会参加費・論文掲載料等)として使用する予定が中止となった。今年度の成果発表等にて使用予定。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 単著) Comparison of Article Titles in Nursing and English-language Education2022

    • 著者名/発表者名
      Y. Ichiyama
    • 雑誌名

      The Kyoritsu Journal of International Studies

      巻: 39 ページ: 27-36

    • オープンアクセス

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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